お着物事例集 その1
- 1.形見として、大島が手元にあるのですが、身丈が短くて、全く身揚げがありません。
 165cmの私が着られるようになりませんか?
- 身頃に割り(足し布)を入れるという方法が考えられます。
- ただ、衿丈、衽丈、胴裏の丈がどの程度か、他に手がないか検討いたしますので一度お持ちください。この事例の場合、適した布がなかったため別布を使いました。
 着用するとおはしょりにかくれてわからなくなります。


- 2.20年前に1反の着尺地で羽織と名古屋帯を作りました。今度、孫が生まれたので、
 これで、お宮参りの初着を作りたいと考えているのですが、可能でしょうか?
- このような場合ですと、どんな裁断によって、その羽織と名古屋帯が縫われているのかを検討するため、一度見せていただいております。
- この事例の場合は、羽織の衿が一巾使いで、名古屋帯の垂れ裏も、共布で縫われていました。
 物理的に、四つ身着物が可能でしたが、胴裏・下着地・付け袖の布地がないといった問題点が発生。
 そのため全てをこちらで用意し、なおかつ、下着は表地に合わせて別染めし、完全にお誂えの初着ができました。費用も抑えたため、既製品のミシン仕立ての物と比べても、それほど高くなかったようです。


|  国家検定・ 1級和裁技能士  |  | 
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