着物のリメイク・リフォーム

着物と呼ばれるもののほとんどが、直線裁断と直線縫いからできています。それにより洋服と違って、縫い込みの全てが残っています。そのため、汚れや色あせがあっても、また体格の違うような子どもに譲る場合でも、様々な方法で縫い直すことができるのです。

こちらでは、当工房が行う、着物のリメイク・リフォームについてご紹介いたします。
生地の長さなどに限度があるため、寸法的に不可能な場合もあります。

寸法直し

寸法直しとは、お仕立て上がりの着物や羽織などの寸法を、部分的に直すことです。当工房では、着物に関しては、裄(ゆき)・袖巾・袖丈・身幅・身丈・褄丈・抱き巾・衽巾・衿巾など、あらゆる個所を、部分的に直すことができます。

仕立て直し

当工房では、お仕立て上がりの着物や羽織、コートなどを一度ほどいてから、湯のしをして、縫い直す仕立て直しも行っております。

着物から着物はもちろん、着物から羽織・コート・半纏(はんてん)・長襦袢(ながじゅばん)・綿入れ・道中着などに、作り変えることも可能です。当工房ではお客様のご要望に、可能な限りお応えします。

染め直し

染め直しとは文字通り、派手になった着物などを染め直すことをいいます。当工房では、ピンクの色無地に淡い抹茶色を掛けるなどして、全く別の色にお仕立てする「目引き」、抜染(白くする)して一から染める「染め直し」、部分的にぼかし染めを施す「巻きぼかし」などを行っております。

国家検定・ １級和裁技能士