着物の仕立て屋 花うさぎ(神戸)の和裁教室についてご紹介いたします
和裁研修生募集
きもの工房 花うさぎは、後進の指導育成を目的に、兵庫県認定の職業訓練校を併設しています。
和裁を一生の仕事にしたい方、また、本当にプロの和裁士になりたい方を、内弟子として受け入れております。
諸般の事情により只今は研修生の受け入れを中止しております。
本館応接室 |
入り口横 |
本館応接室 |
和裁 研修生募集
当工房の和裁研修課程は、本科と通修科の2種類がございます。
▲NHK取材 | ▲民放取材 | ▲技能フェスタ展示 |
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本科
本科は、高卒予定者、または、高卒以上の方で、おおむね22〜3歳程度を上限とし、寮生活を送りながら和裁修業を行います。1年間の基礎研修期間、その後、およそ2年間をかけて技能検定2級を取得し正社員として採用、花うさぎの和裁士と場板を並べて、修業に励んでいただきます。
その際、入所後3ヶ月目から研修手当が支給され、働きながら学べるシステムになっています。
本科募集要項 参照
▲優勝旗を囲んで | ▲桂あやめさんと | ▲証書授与式(2006) |
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通修科
通修科は、およそ30歳程度を上限に、住み込みができない方を対象として、週4日制(月、火、木、金)となっています。正社員としての採用はありませんが、約1年の研修期間が過ぎれば、作業に対してポイントが付き、研修手当をお支払いするシステムです。その場合、月謝が必要になります。月謝は、現在、最初の6ヶ月間は¥10,000
7ヶ月目からは、¥5,000になります。
通修科募集要項 参照
http://www.ishida-wasai.jp/recruit/training.html
▲北野のフレンチ | ▲針供養 | ▲須磨離宮公園 |
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両科とも、研修期間中は、花うさぎの練習教材を提供いたしますので、教材を購入する必要はありません。2年目からは、既製品などの仕事をこなしながら、国家検定や各種の競技会で腕を上げていき、ゆくゆくは、専門店や一般の方の仕立てができるように修業に励んでいきます。
お教えする内容に関しましては、科によって変わることはなく、当工房が持つ75年の経験とノウハウをお教えいたします。技術を学ぶ際には、厳しい面もありますが、とてもアットホームな雰囲気のところです。
和裁士になりたいと、真剣に考えられる方は、ぜひ、お問い合わせフォーム、Fax(078-221-0021)、電話(078-241-1439/9:00〜18:00)よりお問い合わせください。
▲花うさぎ寮 | ▲作業風景 | ▲研修生・スタッフの集合写真 |
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和裁教室の見学のご案内
当ウェブサイトをご覧になられた方で、ご見学を考えられている方は、どうぞお問い合わせフォームよりお問い合わせください。
その際、住所・氏名・電話番号・年齢・経験の有無をご記入ください。
こちらから返信させていただき、その後、日時を決めさせていただきます。
和裁教室
ご見学のスケジュール
- 自己紹介
- 着物業界や和裁を取り巻く環境、着物の現状などについての説明
- 当工房のポリシーやスタンスについての説明
- 待遇、条件についての説明
- 運針の体験
- 現場での見学、スタッフの紹介
- 本科の方は寮設備、通修の方は休憩室などの見学
- 質疑応答
所要時間は約1時間です。
▲なんばNGK | ▲灘の酒蔵めぐり | ▲三宮で中華 |
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年次別カリキュラム
▲資格取得の道のり | ▲取得できる資格の一例 |
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- 1年次
- 和裁では、運針が全ての基本になります。1年次では、「運針」と「くけ」の、2つの基礎訓練を徹底的に繰り返します。職人として、独り立ちするためには、おろそかにできない技術なのです。
これをベースに、部分縫いから、長襦袢、浴衣へと、ステップアップしていきます。 - 資格取得
- 技能検定(国家検定)3級取得
- コンテスト
- 「ひょうご和裁トレーニング協会」初等コンテスト
- 2年次
- 第一段階の基礎訓練の上に単衣着物、簡単な袷着物、比翼などの実戦訓練に入ります。
また、将来に備えて、着付けの練習が行われ、着こなしまでを含めた、着物全体の理解を深めていきます。
- コンテスト
- 和裁タイムトライアルコンクール
- 3年次
- 基礎訓練をこなしたうえで、縫い、くけ、ぐしなどの細かい技術を習得し、袷着物に生かします。
着物も絵羽や簡単な訪問着が縫えるようになり、いよいよ、国家検定試験や各種のコンテスト出場のために、時間との戦いが始まります。そして、基本を忠実に、持てるテクニックを生かしきります。 - 資格取得
- 技能検定(国家検定)2級・・学科試験免除で受験
- コンテスト
- 兵庫県和裁技術コンクール、ひょうご技能グランプリ、和裁タイムトライアルコンクール
- 4年次
- 和裁士としての仕上げにかかります。
これまで3年間に学んだ知識と技術を応用し、どのようなバリエーションでも一定の時間内にこなせるように訓練を積んでいきます。
内容も、総絵羽の訪問着、振袖、総絞り着物、留袖などの高度な技術を習得していきます。 -
- 資格取得
- 職業訓練指導員免許(国家資格)、(社)日本和裁士会・職業和裁技能検定2級、着装士補(着付け)
- コンテスト
- 兵庫県和裁技術コンクール、ひょうご技能グランプリ、全国和裁技術コンクール、
兵庫県和裁協同組合・総合試験、和裁タイムトライアルコンクール
- 5年次(師範科)
- ここから後は、和裁の指導者としての資質を磨いていきます。
後進の指導にあたったり、特殊物の技術の習得に力を注ぎます。袴、綿入れ、変わり衿のコートなど、また、新しい技術にも取り組んでいきます。独り立ちの職人として必要な、知識と経験を習得します。 - 資格取得
- 技能検定(国家検定)1級、(社)日本和裁士会・教員免許証、職業和裁技能検定1級、着装士
- コンテスト
- 兵庫県和裁技術コンクール、ひょうご技能グランプリ、全国和裁技術コンクール
詳しくは、こちらへ・・・・・・ http://www.ishida-wasai.jp/